悪徳業者等の注意事項

当社では国際結婚におけて数多くの紹介をしてきました。その中には他の紹介所での紹介による国際結婚の被害にあわれた方々の相談も多く、そういった案件に対してもに当社は少しでもお役に立てればとの思いで対応と解決をしてきました。実際に問題を解決していく中で、被害にあわれた方に共通する要因があり、その大半が中国の実情を知らなかった為に発生してしまった事だと解りました。

そのため、ここで改めて実際に被害にあわれた方々の情報とそれに基づいて、今後そういった被害が減るよう、特に注意すべき事項を記載します。

当社によって実際の情報を伝えることで、本当の実態が明るみに出て、みなさんが被害に合わないように参考になればと考えています。

最も危険なのは出会い系サイト

【出会い系のサイトで、中国人女性と知り合い、実際に渡航するとまったく別人の女性がいた。更に見知らぬ男性に囲まれて強制的に結婚させられた】というケース

K氏48歳はヤ○ーパートナーで出会った中国人29歳(大連在住)とサイトで交際(メールと音声のみのスカイプと携帯電話)を続け、お互いに写真も交換し、実際に会いたい、もし会ってお互いが気に入れば結婚してほしいといわれた。もらった数枚の写真はとても美しくそしてかわいい女性であった。気に入ったK氏は女性から言われた戸籍謄本と住民票を持参して渡航した。空港では親戚のおばちゃんと一緒に出迎えK氏の名前をもって待っているとの事であった。大連空港に降り立ったK氏は、すぐに自分の名前を持ったおばちゃん発見した。しかし、そこにはおばちゃんだけで女性は今、トイレだから車に荷物を置きましょうと駐車場促された。おばちゃんに案内され駐車中のワゴン車に近づくと一人の女性と2名の男性が現れた。K氏はこの時点で騙された事を悟ったと言う。おばちゃんが、「ほら○○さんですよ」と女性をK氏に紹介する。しかし、その女性は写真とはまったく違う別人で、日本語すら話すこともできない。「あなたは○○さんではありませんよね」と確認するK氏に「まあ、車の中で話しましょう」と日本語が堪能な大男がK氏の荷物を車に詰め込む。身の危険を感じたK氏はそのまま車に乗せられ、大連市内の安ホテルに連れ込まれる。勿論、フロントは英語も日本語も通じないし、部屋には電話もない。話は、おばちゃんと日本語が話せる大男で進められる。いくら違うと言っても「あなたが交際したいた女性はこの女性で間違いは無い」と言われ、実際にもらった写真を見せても「彼女の若いころの写真です」と言われ「日本語で会話ができていた」といえば「彼女は日本語はできない。だから彼女の友人が日本語を手伝ったが、それは最初に彼女があなたに説明したはずだ」と言い切られ、もう女性を本人と認めざるおえない状況になった。次に女性が結婚を切実に望んでいることを迫られ「すでに家族全員がこの結婚を祝福しており、実際に結婚ができなければ彼女を含めK氏にも何が起きても責任が持てない」ある種の脅迫に近い状況で迫られた。K氏の全ての行動に男性達がついてくる。食事では散々お酒を飲まされ、夜の寝室は女性と同室で両隣には男性とおばちゃんが監視のように泊まっている状態、酔っ払って一線を越えたK氏は結婚の要求を逃れることが出来なかった。翌日、大連の大使館で独身証明書を取得し、そのまま結婚登記所で手続きを行いK氏は中国で婚姻状態となった。軟禁状態は帰国の飛行機に搭乗するまで続き、命からがらK氏は帰国した。K氏は結婚を断れば命の保障すら無いと感じたという。帰国後K氏は日本では婚姻手続きをしないまま、いろいろなところに相談するが、相手は異国、女性を詐欺だと証明することもできず、婚姻の事実はあり、どうしようも打つ手が無い。しばらくすると中国で会ったおばちゃんや男性から結婚手続きの催促の電話がはいるようになった。しばらく電話を無視したところ、なんと職場に電話が入るようになった。そして更に女性の友人と名乗る中国人が職場に尋ねてくるようになり、K氏の遠い友人から中国事情に詳しい弊社に相談があった。弊社は早速K氏にアドバイスを行い、婚姻手続きをしたところ入国管理局から紹介者の氏名、生年月日、住所、身分証明書番号を要求されていると伝え、相手の身元を突き止めるところからはじめた。中国は身分証明書番号は命より大事なもので、よほどの事が無い限り、他人に安易に身分を明かすことは無い。その後、先方から身分に関する情報が届いたが本当であるはずが無い。そこで更に相手側に、入管が中国領事館に身分の照合をしたところ実在しない人物であり、ビザの交付はできないと言われたことを告げ、入管と領事館に調査の依頼をすることを告げた。その後、相手側からは一切の連絡はなくなり、この一件に終止符を打った。

<騙されないポイント>

中国では出会い系サイトは禁止であり、サイトも見ることはできません。

これは中国のYAHOOサイトです。「http://cn.yahoo.com/」ご覧になっらた分かるようにヤフーパートナーの様な出会い系のコーナーはどこにも存在しません。「match.com」も中国では存在しません。

つまり日本の出会系サイトに中国現地の女性がアクセスすること自体が困難なのです。

そのため出会い系サイトに登録できるのは日本の恋愛状況を知り尽くし、ネット上で決済もできる者=女性を紹介してお金を得ようとする者以外に考えられません。全ては組織的に仕組まれています。この場合は中国人女性も被害者です。日本人と結婚できるから料金を支払う仕組みになっています。K氏に紹介された女性は結婚手続きまでできたので、女性から10万元(日本円約150万円)ほどの仲介料をせしめたと思われます。だからK氏が日本で結婚手続きをしなくても深追いをしないわけです。

この仕組みが皆さんに理解いただければ、間違っても出会い系サイトでの女に会うために渡航されることは無いと思います。

くれぐれもご注意ください。

全ての業務を現地中国人に丸投げしている日本業者

国際結婚にまつわる問題は、中国の結婚事情を理解するところから始めなければなりません。

日本の場合は結婚仲介社が直接個人会員を募集し、個人と個人を紹介しますが、中国はその仕組みがまったく違います。

中国の場合は、未婚女性を複数束ねた世話人(通称:叔母ちゃん)という方々が存在し、結婚仲介社にはその世話人が女性を紹介に来る訳です。

自由恋愛が許されていない中国では、古くからこの世話人制度が根付いており、世話人は男女を紹介することで生計を立てています。現在でも中国人女性の結婚は世話人によるお見合いが73%(2013年4月、中国の大手マーケティング会社調査データ)で、このデータは北京、上海、広州が調査対象ですから、ハルピンの田舎の都市ではお見合い率は90%を超えると思います。

そのため私ども仲介会社が直接女性を募集できる確立は少なく、実際に新聞やネットに女性会員を募る募集広告を掲載すると、応募に来るのは女性本人ではなく女性を紹介する世話人の方々なのです。

よく国際結婚のホームページに会社が違うのに同じ女性の写真が掲載されているケースをご覧になると思いますが、それは世話人の方々が、同じ女性を複数の仲介会社に登録するために発生しています。

よって国際結婚のトラブルは仲介者と女性の間ではなく、「世話人と女性の間」で発生しているのです。

女性が結婚の仲介料で数百万円の謝金をして来日し、出稼ぎのために失踪したなどという話はよく聞きますが、この借金は「世話人と女性の間で発生」しており、問題はその事実を仲介会社側が把握していない、もしくは知っていても見て見ぬ振りをしている、悪質な場合は、一緒に加担しているのです。

よく考えてみてください、現実的に中国に在住することの無い日本人が、中国で自ら女性を募集して管理することは不可能です。そうなれな現地の業務は知人や友人の中国人に依頼するしかありません。言葉は悪いですが、中国人は中国人ですから、中国のルールで動くわけです。アンダーマネーが60%を占める風習の国ですから、女性を無料で紹介するなど考えられません。そこに儲けがあるから、彼らは動くわけで、その儲けは女性側からしか取る方法が無いのが現地中国人の実情です。

女性が「多額な仲介料金を支払った」という、日本の仲介者は「そんなものは貰っていない」という。それは嘘ではありません。日本の会社は貰って無いでしょう。貰っているのは現地の中国人ですから。

この一部が露天して、あの業者は悪徳業者だと言われる方々が多いのが実情ですが、中国人に業務を委託している会社は、どこもその危険性を秘めていることをご理解ください。

<騙されないポイント>

現地法人である弊社を選んで頂けることがまずは一番です。

日本の仲介会社に現地担当のスタッフの名前と連絡先を教えて頂き、直接、話をしてみることです。

もし、その担当者が日本語も話せないようであれば、日本の会社とも通訳を介在してからしか話ができないわけですから、管理はできていない証拠です。

他にも確認できるポイントはいくつかありますが、これ以上の記載は控えさせて頂き、弊社にお問い合わせを頂ければ幸いです。弊社の経験と保有情報で皆さんのお力になりたいと思います。

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